株式会社ユードム
鈴木裕子さん(仮名・ベンダーマネージャー) 39歳
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家族で茨城へUターン。総務・経営企画の経験を活かせる仕事へ。
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茨城県で生まれ育った鈴木裕子さん。新卒で入社した大手クレジットカード会社を経て渡米し、商社の現地法人で貿易事務に携わる。帰国後は航空宇宙の専門商社に10年間勤務し、総務、経営企画を経験した。
転機になったのは家族のことだった。子どもが生まれ、育児環境を考えるなかで、「いつか茨城に戻りたい」という気持ちが強くなっていった。夫から「茨城に住もう」と背中を押されたことも、地元へのUターン転職に踏み出すきっかけになった。
現在は株式会社ユードムで、協力会社の管理を担当している。面接で「これまでの経験を活かせそうだ」と感じたことが、入社の決め手の一つになったという鈴木さんに、転職体験談と現在の仕事の手応えを伺った。
※本記事の内容は、2026年10月取材時点の情報に基づき構成しています。
- 過去の
転職回数 - 2回
- 活動期間
- エントリーから内定まで78日間
転職前
- 業種
- 商社
- 職種
- 総務・経営企画
- 業務内容
- 営業を経て、総務・経営企画を担当。取締役会や株主総会の事務局や役員秘書などを務める。
転職後
- 業種
- 情報通信業
- 職種
- ベンダーマネージャー
- 業務内容
- ソフトウェア開発の協力会社への発注、請求の管理、派遣契約の締結を担当。
「いつか茨城へ」の想いを実現。経験を活かせる企業に絞って転職活動。
現在のお仕事はどんな内容ですか?
ユードムは、社会インフラを支えるシステムの開発を手がける会社です。私の担当は、分かりやすく言えば協力会社の管理(ベンダーマネジメント)です。
ソフトウェア開発では多くの協力会社と連携しています。私は、協力会社への発注や請求の管理、派遣契約の締結を担当し、契約内容に不備がないかを確認しています。
また、ベンダーマネジメントに加えて社長のアシスタントも兼任しています。専任の秘書という立場ではありませんが、交通費の精算や海外出張時のビザ取得など必要に応じて対応しています。
入社前のご経歴を教えてください。
茨城で生まれ育ち、高校までは地元の学校に通いました。当時は英語が好きで、もっと学びたいという想いから地元を離れ国際基督教大学に進学しました。
新卒で入社したクレジットカード会社では、海外売上の資金回収や不正利用の調査、カスタマーサポートなどを担当しました。その後、渡米して商社の現地法人で貿易事務に携わり、帰国と同時に前職の航空宇宙の専門商社に入社しました。
その商社には10年間勤務し、航空部品の営業や輸入申請を経験した後、人事総務、さらには経営企画室での取締役会事務局や商業登記手続き、役員秘書など多岐にわたるコーポレート業務に携わってきました。これらの業務を経験できたことが、私のキャリアの土台となっています。
転職のきっかけは?
一番のきっかけは、子どもが生まれたことです。当時住んでいた埼玉県も便利でしたが、子どもを育てる環境として「いつかは自然豊かで食べ物も美味しい地元・茨城へ戻りたい」という想いを抱いていました。
そんな折、夫から「茨城に住もう」と前向きな提案があり、具体的にUターンへ向けて動き出すことになりました。
前職の仕事がとても好きだったため退職には葛藤もありました。それでも両親の高齢化や、自分たちの将来の暮らしを総合的に考え、家族で茨城県へ移住する決断をしました。
転職活動はどのように進めましたか?
大手転職サービスをいくつか利用しましたが、首都圏と比べて茨城は求人数自体が限られており、はっきりと「紹介できる求人はありません」と言われたこともありました。
そんななか「茨城 転職」で検索して出会ったのがリージョナルキャリア茨城(運営:リージョンズ株式会社)です。同社コンサルタントの佐藤さんのブログ記事にあった「地方は求人数こそ少ないが、応募するライバルも限定される。自分の経験が活かせる企業を見極めて受けてみよう」という言葉に背中を押されました。
面談では自分の経験や強みを客観的に整理・言語化していただき、在職中で転職活動に割ける時間も限られるなか、効率的に面接準備を進めることができました。
今の会社に決めたポイントは?
社長や採用担当者の人柄に触れ、「裏表がなく信頼できる人たちだ」と直感したことが決め手です。
面接では自分のこれまでの経験を活かせそうだとイメージできたことに加え、ユードムの事業規模の大きさと今後の拡大可能性に魅力を感じました。将来的に幅広い領域へチャレンジできそうな組織の柔軟さや広がりを感じられたことも大きな理由です。
また、自宅から通いやすかったことも、自分にとって魅力的なポイントでした。
発注・契約からマニュアルづくりまで、幅広い業務を担う。
転職していかがですか?
現在の業務は労働者派遣法をはじめとするさまざまな法律の知識が必要な分野で、非常にやりがいを感じています。実務に必要な法律を勉強し、学んだ知識がそのまま業務の精度向上につながるプロセスがとても面白く、日々成長を実感しています。
また、これまでベテランの社員が一人で担ってきた業務を引き継ぎ、特定の個人に依存しないよう、マニュアルを整備するなど、部署全体で業務の標準化・効率化に取り組んでいます。会社の重要な資産となる業務基盤を整える役割に、大きな責任と手応えを感じています。
転職して良かったと思うことは?
生まれ育った茨城の企業に勤め、さらには地域貢献にも関われるのが嬉しいです。例えば、2025年10月には、「水戸黄門漫遊マラソン」で納豆巻きを提供するブースのボランティアにも参加でき、とても楽しかったです。
ユードムには子育て中の社員が多く、お互いの状況を理解し合える雰囲気で、非常に働きやすい環境です。
仕事では裁量を持って学びながら業務に取り組み、プライベートでは家族や周囲のサポートを受けながら子育てができています。理想的なワークライフバランスが実現しました。
困っていることや課題はありますか?
仕事の幅をもっと広げたいという思いがあるものの、日々の業務と子育てに追われ、思うようにインプットの時間が取れない点が現状の歯がゆいところです。
それでも、自分ひとりで抱え込むのではなく、上司や周囲のメンバーと協力しながら少しずつ前進しようと取り組んでいます。
限られた時間の中でいかに効率よく知識を吸収し、組織に貢献していくかが現在の私自身のチャレンジです。
生活面の変化はありますか?
実家で両親と同居を始めたことで、暮らしにもゆとりが生まれました。私の母校でもある小・中学校に子どもが進学予定のため、地元の知人からリアルな学校情報を得られるのも心強いです。
住環境が広くなったことで、息子が希望していたエレクトーンを家に置いて親子で音楽を楽しめるようにもなりました。
自然が身近にあり、野菜やお米など食べ物が美味しい茨城の魅力を再発見しながら、家族みんなで休日を過ごしています。
転職を考えている人にアドバイスをお願いします。
働きながら、かつ子育てや遠方からの移動を伴いながら転職活動を進めるのは本当に大変です。だからこそ「すべてを自分一人で完璧にやろうとしないこと」が大切だと思います。
まずはプロに相談し、頼れる部分はしっかり頼ってみてください。地方転職は求人数こそ限られますが、自分の軸をしっかり持って転職活動に向き合うことで道は拓けます。
一歩を踏み出すことで生活もキャリアも新しく広がっていきますので、諦めずにチャレンジしてほしいです。